Study Signal 指導者向け

中学英語の誤答分析

正解を教える前に、次の1問を決める。

誤答だけを見て理解不足を断定せず、未回答や迷った単語を分けます。そのうえで、同じ要点を短い別問題で確かめてから授業の説明へ戻します。

無料の診断記録シートを使う

最初に分ける4つの反応

同じ不正解でも、授業で次に確認したいことは同じとは限りません。

誤答

どの選択肢を選んだか

選択肢の形が、主語と動詞、be動詞と一般動詞、語順など、どの迷い方を示しうるかを記録します。

未回答

どこまでなら見つけられたか

答えられなかったことと、何もわからなかったことを同一視しません。主語や時を表す語だけでも見つけられたかを確かめます。

迷った語

語彙が文法判断を妨げたか

その語を知らなくても文の形で解けるのか、意味がわからないと正答を選べないのかを分けます。

再現

別の文でも同じ迷い方をするか

1問の反応だけでは断定せず、語彙や主語を変えた小問で同じ要点を確認します。

授業へ戻す5つの手順

問題の要点を1つに決める

主語と動詞、三単現、疑問文の語順など、今回確かめたい点を1つだけ書きます。

誤答・未回答・迷った語を分ける

正誤だけでなく、生徒がどこで止まったかを残します。

語彙の影響を先に外す

語の意味が必要なら先に確認し、簡単な語彙へ置き換えて同じ文法を見ます。

戻る小問を1つ出す

説明を増やす前に、文を短くした類題で迷いが再現するかを確かめます。

必要な説明だけ授業へ戻す

再現した要点だけを扱い、できていた部分まで最初から教え直さないようにします。

同じ不正解でも、戻り先は違う

たとえば、次の空所で選んだ答えごとに、次の確認問題を変えます。

He ___ soccer every day. A. play B. plays C. is play

A. play

Heに合わせた現在形の動詞を確認します。主語をIに変えた文と比べる小問が使えます。

C. is play

be動詞と一般動詞を重ねていないかを確認します。He is happy. と He plays soccer. を分ける小問へ戻します。

未回答

He、every day、動詞の候補のうち、どこまで見つけられたかを先に確認します。

普段の教材と一緒に記録する

A4・2ページの無料シートです。個人記録とクラス集計に分かれ、問題本文は含みません。学校教材、市販教材、Study Signalの5問セットと併用できます。

生徒画面で5問を確かめる

be動詞と一般動詞の区別は、本番公開済みの5問セットで試せます。選択した単元以外から問題を補充しません。

よくある質問

1問の誤答だけで理解不足を判断できますか?

1問だけでは断定しません。同じ要点を別の語彙や文で確かめ、同じ迷い方が続くかを見ます。

未回答はどのように扱いますか?

誤答と分けて記録します。単語、主語、動詞、語順のどこまで見つけられたかを短い確認問題で切り分けます。

知らない単語がある問題も文法診断に使えますか?

その語を知らなくても文の形で解けるかを確認します。語の意味が正答に必要なら、先に語彙を確認してから文法を見ます。